2012年3月28日水曜日

イタリアから発信される卓越した技術と職人魂

先週から伊勢丹新宿店で行われていたイベント
「GUCCI ARTISAN CORNER」






最終日にお邪魔して、直接職人さん達とお話をさせて頂いてきました!







このイベントは、昨年もほぼ同時期に同じ場所で開催され
大好評を博したことから、また今年もGUCCI誕生の地、フィレンツェより
選び抜かれた優秀な職人さん4名が来日

































































































































新宿伊勢丹の前は札幌にて、同様にイベントを行ったそうです









彼らは10代の若い若い時代からずっと一緒に仕事をしてきた仲間だそうで
自身の仕事への情熱と誇り、GUCCIというブランドがこだわり続けてきた
職人の技というものへの強い想いに共感
大きな喜びを感じながら美しい製品の数々をこの世に送り出します









勿論、多くの製品はGUCCIといえども機械の力を借りている部分もありますが
この「ARTISAN」に関して言えば、100%職人の手によるもの



















この「ARTISAN CORNER」と刻印してあるのが、その職人技と誇りを証明するもの





















革の裁断から細かなパーツの張り合わせまですべてを手作業で!
















































レザーとレザーの縫合、ステッチなどのミシンは、女性の職人さんの繊細な技で・・・





















皆さんがしているエプロンがこれまた素敵!
イタリアが最も得意とする美しいブラウンカラーに
GUCCIのシンボルカラーの赤とグリーン☆









母は、「あのエプロン素敵❤欲しいわあ」と言ってました
冗談半分で「売ってないよね?」と聞くと
「残念だけど・・・」というお答えでしたよ!(笑)




















レザーを縫う糸もこんなに美しいカラーが勢揃い!


















































デザイン画からレザーの選択、縫製、製造と行っていくわけですが・・・





今回、お仕事中にもかかわらず、快く写真撮影とインタビューに応じて下さった
職人さんに感謝しつつ、今回どうしても直接伝えたいことがあった!





それは、「バッグの重さ」について






皆さんは、バッグを選ぶ時の大事なポイントってなんですか?





私はまずデザイン、カラ―、そして大きさ





デザイン&カラ―というのは、いわゆる「好き❤」かどうかという
インスピレーション、感覚のこと






そして大きさというのは、自分が欲しい大きさということも大事だけれど
何よりも、自分の身体のサイズに合っているかどうかということなの
そう!「バランス」っていうことですね!






私は身長160cmと、いわゆる日本人の標準的な身長だけれども
若干骨が細く、身体が薄い為(厚みがあまりない)
あまりにもビッグサイズだと、身体全体がバッグに負けてしまうの(#^.^#)





だから、バッグを選ぶ時は必ず、頭のてっぺんからつま先まで
全身を鏡に映してしっかりとバッグと自分とのバランスをチェック!!
それから判断して購入を決めます






そして感覚と実用性という部分で最も重要なポイントが「重さ」






私は東洋人と欧米人では圧倒的に「重さ」についての感じ方や
とらえ方に大きな差があると思っているの






日本人の華奢な骨格では重たいバッグは、身体の不調の原因にもなりかねない
大きな問題だということを、欧米のブランドの方達に是非!理解してもらいたい







今回も一目惚れした、それはそれは美しいバッグが
ARTISAN CORNERのメインにディスプレー

















美しいでしょう?はっと人目を引く上品で美しいヴァイオレットカラ―
クロコレザーの品格、ひとつひとつのパーツに素晴らしい技術を駆使した作り





コレ、お値段¥200万以上のリアルクロコバンブーバッグです





本当に素晴らしい作品で、このARTISAN CORNERでも
ひときわ光り輝いていました☆





でっ!我が日本の良いところは、すぐに手に取って見られること



海外だったら、店員さんへのことわりもなくすぐに触るなんて
最も嫌がられる行為のひとつですが、我が日本国は
なんたってお客様は神様です~♪の国





私もちょっと持ってみました(^^)





がっ!!重たい!!重たいなんてもんじゃあない!!
まるで筋肉強化の為の鉄アレイのように死ぬほど重たい!!





こういう時、「ああ・・・」という若干の落胆と
「やっぱりね!」という気持ちがある





以前、イタリアの友人と話した時に、この「重さ」について
聞いてみたことがあるけれど、彼らの答えは
「そんなに気にならない」ということ





それはまず強靭な骨格の違いで、日本人程重さがこたえないこともあるけれど
車社会で、どこに行くにも車で移動することが多い彼らは
長い時間、バッグを持って歩くことがそれ程ないっていうこともある
(日本のように高級バッグを持って、電車に乗るなんてことはまずない!!)





一方、日本人の友人達とこの問題で話してみると、私の友達に限って言うなら
100%の女性が、「重たいバッグはイヤ!」というの




100%よ!100%!これを読んで下さっている中には
「重さなんて大した問題じゃないんじゃない?」という方も勿論
いらっしゃるとは思うけれど、欧米人との骨格が違うのは紛れもない事実で
華奢な骨格の私達の身体に良くないことは歴然とした事実なのですよ^_^;





だからどうしても物作りに携わっている職人さん達に直接伝えたかったの





そう私が話したことで、想像以上に話は壮大に発展し、大いに盛り上がり
結果、職人さん達の熱い想いを伺うことが出来たことは
とっても嬉しく、満足のいく結果になりました





現デザイナーのフリ―ダ・ジャンニ―二は、生え抜きのローマっ子ということもあり
イタリア伝統工芸の技を高く評価し理解し、、後世まで確かな形で
伝えてきたいと強く願い、そのことに情熱をかたむけて取り組んでいるそう





だから今回のイベントのようなことを世界各国で行い、より多くの人々に
イタリアの物づくり、職人技を見て、感じてもらう機会を作っているとのこと





そして問題の「重さ」について






この職人の手をかけ作るARTISANの製品はとりわけ、パーツのひとつひとつまで
超一流の職人が作った、超一流の物でなければいけない





そのパーツ、例えば、バンブーのバックルを取りつける為に
使う土台部分の金属のパーツですら、かなりの重量感がある
















ココの部分!








そして丈夫で厚みと光沢のある最高級のレザーを2枚重ねで使うことにより
よりしっかりとした耐久性や形を形成





バンブーバッグのように、クラシカルなバッグは、そもそも
気軽な日常使いではなく、高級レストランでのお食事
観劇、パーティーなどのシチュエーションで活躍してくれる為
(日本の方には、是非!着物に合わせて欲しい!とおっしゃっていましたよ)
あまり持ち歩くという概念で重さを考えていないということ


















溜息の出るような美しいバンブーバッグたち









日常使いにはジャッキーバッグのように、軽くて丈夫な物をお薦め!


















日常使いに最適のジャッキーバッグたち







私もその意見や考えはよ~く理解が出来る!





それでも!!多くの日本女性が敬遠してしまう「重さ」への問題は
残念ながら事実としてあるということを分かって頂きたいなあ・・・
と、思ってしまうのですよ






だからハッキリとしっかりその想いは伝えさせて頂きました


「Dovreste capire questa differenza tra noi!!」
「E` molto importante peso.I giapponesi non vogliono le borse pesanti!」



「私達の違いを知って頂かなくていけません」
「重さというのはとても重要なんです。重たいバッグはイヤ嫌がられます」ってね!(*^_^*)





これは各ブランドの日本サイドで、もっと強く希望して解決して頂きたい
大きなテーマであると、私は思っています
職人さんの卓越した素晴らしい技術で作られた美しいバッグたちが
もっと多くの日本女性に受け入れ、愛されることを願って・・・

































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