2012年4月22日日曜日

日本とフランスの香しき融合

行ってきました!




伊勢丹新宿店で行われたお茶会イベント
吉祥寺に日本茶専門店「おちゃらか」をかまえるフランス、リヨン出身の
ステファン・ダンストさんの日本茶講座と試飲会
























来日から20年
「日本茶は大好きだけど、僕には日本茶の文化はない!」と
驚くくらい率直にお話になるワインソムリエの資格を持つステファンさん


































































































彼ならではの美意識とフランス人ならではの感性を生かした
興味深いフレーバーの日本茶たちがシンプルで洗練された茶筒に入れられ
ワイングラスやデキャンタと共にずらりと並んで試飲が待ち遠しい♪







そもそも今回の講座を受けようと思ったきっかけは
私の世界一好きな飲み物が日本茶、特に緑茶であること❤
テレビや雑誌でステファンさんとそのお店の存在を知り、以前から興味があったこと






世界一好きな日本茶にフレーバーを付けるという行為に
自分でもビックリする程まったく抵抗感なく、飲んでみたい!!と思ったこと
なんて楽しい発想なの!と、ワクワクさせてくれたことなどがありました





想像しただけで素敵じゃない?
上品で柔らかな緑茶の風味に、フルーティーな香りが漂うなんて!





今回伺ったお話の中で・・・
(ステファンさんはまさしく日本茶のマニア!
それはそれは情熱を持って、日本茶について沢山のことを勉強し
研究し、大変多くのことを語って下さいました!マニアバンザイ!!(^O^)/)

















































































日本茶マニア、ステファンさん熱弁中!
ちなみに、このボードの漢字もご自身が書いたもの
素晴らしい☆






特に印象的だったのが、外国人の彼らも、日本人と同じように
人から頂いた物やご馳走になったものに対して
たとえ好みや口に合わなかったとしても、礼儀を持ってお礼を言うよう
親からしつけられているというお話






だから日本茶にしても、飲んでみて
初めての味や苦味、渋味に若干抵抗を感じたとしても
「ありがとう。美味しかったよ!」と言える礼儀を知っているんだということ






だからその後、「美味しい!」って言ってたとしても結局は誰も買わないよ!って
おっしゃったお話には、まさしく目から鱗が落ちた!!




なるほど!!ってね(^^)





確かに、イタリアの友人達に頼まれ、何度か緑茶やほうじ茶を
お土産として持って行ったことがあるけれど・・・




お茶の入れ方を教えて欲しいと言われ、お湯の温度や
急須の使い方、湯呑みへの注ぎ方を教えたことはあるけれど・・・





その時、一緒に飲んだ後、誰かが必死で中国緑茶ではない
日本茶を入手した話や(中国緑茶は比較的簡単にスーパーなどで入手可能)
次に来る時も買って来てもらえないだろうか?
なあんて頼まれたためしはありゃあしない!!(笑)





そうなんだよね!そういうことだったんだよね!と
今頃になって、目から鱗が落ちたわけです





さらに!
「お砂糖は入れないでね!」と言っている私のそばから
ドバドバとお砂糖を入れるイタリア人の行動についても
「それはね!生まれてから一度も、舌に脳裏に体験したことのない
苦味や渋味を感じて、それを避ける為に入れるんだよ!」と言われ
さらにさらに目から鱗が落ちた!!








そうか!そうだったんだ!!
そりゃあ私だって、結局は口に合わないのよねえ・・・
くらいは思っていたけれど、そんな細かいことまで分析を
してみようとも、理解してみようとも思わなかった!!




そんなもんよね!ふん!てな感じだったわけですよ(#^.^#)






だからステファンさんの情熱のこもったありがた~い日本茶レクチャーよりも
何よりも、私にとってはそれが一番印象に残ったお話だったの(*^_^*)






そして何故、ステファンさんが日本茶にフレーバーを付けようかと
思い立った最大の理由がそれだったということも
私にとっては自分の経験から非常に理解出来たわけです








日本茶というのは、健康面から見ても世界に誇れる素晴らしい飲み物であること
その素晴らしい飲み物を抵抗感なく世界中の人に受け入れてもらいたい!
それには、日本人が日常飲んでいるそのままの形では
どうしても「文化」という壁に阻まれ、素直に「美味しい!」と感じることが出来ず
受け入れることが難しい事実があることなどがフランス人である自分にはよく分かること



















































だからこそ、外国人に紹介する時には、水出しにしたお茶を
(水出しすることによって、お茶のアミノ酸が抑えられ、渋味がなくなるのだそう)
こんな風にワイングラスなどに入れて出すことが
抵抗感なく受け入れてもらう重要なポイントになるそうです






今回、試飲させてもらったお茶は合計6種類












































































小さな焼き菓子と共に頂きます






























季節限定のさくら茶















ぶどうの甘酸っぱい香りが蓋を開けただけで部屋中に広がる巨峰茶








































高貴なかぐわしい香りローズ茶



















































アールグレイの香り高い香ばしいほうじ茶









































これらのお茶を頂きながら、約1時間半の時間を興味深い聞かせて頂きましたが
何よりも日本人として驚いたのは、最近の若い方達は手軽にコンビニなどで
ペットボトル入りのお茶が購入可能になった為、お家でお湯を沸かして
お茶を楽しむ!という習慣から縁遠くなってしまったとのこと








何度も言わせて頂きますが、世界一好きな飲み物が
日本茶の私には信じがたい驚愕の事実!!






本当?!だけど・・・そうなのね、きっと・・・という感じ(*_*;
でもコレって、イタリア人がお家でカッフェを入れないっていうのと同じことでしょ?
そんなの絶対ありえないことだし、信じられな~い!っていう感覚







そんな残念でたまらない日本茶の現状に
ステファンさんのお茶に対する深い愛情と情熱は国を超え
逆輸入という形で、私達日本人に新しい風を送り込んでくれました








彼のお話は、お茶全般、マニアの称号にふさわしく多岐に渡り
お茶の木の寿命は75年であるとか、お茶には大きく分けて6つに分類されるとか
お茶の値段について見解など色々とありましたが・・・
私にとって一番興味深かったお話は、今回ご紹介させて頂いたお話♪











最後に!今回の講座のお土産にこのお茶2種類を頂き・・・



































伊勢丹の3Fの一画に設けられたコーナーで
季節限定大好きな大好きな桜フレーバーの緑茶と・・・❤





































焼き芋、はちみつグレープフルーツ、チョコミントのほうじ茶3兄弟☆






























この4フレーバーを加えたものを購入~♪




















































この講座には、私同様こよなくお茶を愛する親友のS子
そしてお馴染みVOGUEブロガ―kitajikoさんの3人で参加させて頂きました







私とは違う視点でご紹介されている今回の講座の記事は是非!
素敵なイラストと共にこちらのブログをご覧下さいね❤

















































































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